【5/22】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

本レポートでは ドル円(USD/JPY)ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

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この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
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目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円は週足ベースで上昇トレンドを維持しつつ、足もとは159円前後で推移している。

160円台前半には直近高値帯と上値の供給ゾーンが重なり、上抜けを試しながらも戻り売りが出やすい局面となっている。

下値は155円台半ばの上昇トレンドラインと151〜152円ゾーンが意識される。

155円台を維持できる限り上向きの構図は崩れにくいが、割り込む場合は152円方向への調整リスクが高まりそうだ。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円は160円台半ばまで上伸した後、5月初旬にかけて155円台半ばまで急落。その後は下値を切り上げながら反発し、足もとは159円前後での横ばい推移となっている。

4時間足では、155.4〜155.6円の安値圏からの戻りが継続し、157.8〜158.0円の戻り高値を上抜けたことで、短期モメンタムは買い優勢に傾いた。

ただし、直近では159円台前半で上値が重く、158.8〜159.2円の狭いレンジ内で値固めする展開となっている。

この水準は、急落後の戻り局面における中間帯であり、ここを維持できる限りは160円方向への再トライ余地が残る。

一方で、158.8円を明確に割り込むと、157.8〜158.0円の旧レジスタンスまで押し戻されやすく、短期的には上昇一服のサインとなる。

157円台後半を維持できれば押し目買いの範囲内だが、157.3〜157.5円を割り込む場合は、155円台半ばの主要サポートと上昇トレンドラインを再び試す展開に警戒したい。

全体としては、急落後のリカバリー局面から高値圏のレンジ形成へ移行しており、159円前後での値固めを経て160円台を再び試せるか、それとも158円台割れから調整色が強まるかが今週の焦点となる。

上値の焦点

159.2〜159.4円:直近レンジ上限。ここを実体ベースで上抜ければ、買い戻しが強まりやすい。

159.7〜160.0円:急落前のもみ合い下限。戻り売りが出やすい一方、上抜けなら160円台前半への回復を示唆。

160.1〜160.3円:上位の供給帯。突破できれば、160.5〜160.7円の直近高値再トライが視野に入る。

160.6〜160.8円:直近高値圏かつ強いレジスタンス。再度跳ね返される場合はダブルトップ形成に注意。

下値の焦点

158.8〜159.0円:足もとのレンジ下限。維持できれば短期の買い目線は温存される。

157.8〜158.0円:ブレイク後のレジサポ転換帯。押し目買いの主戦場であり、割り込むとモメンタム鈍化が鮮明に。

157.3〜157.5円:次のサポート帯。下抜けると戻り基調はいったん後退しやすい。

155.4〜155.7円:急落後の安値帯かつ上昇トレンドラインが接近する重要水準。割り込みで4時間足の上昇シナリオは後退する。

ファンダメンタルズ

5月22日(金)時点で、ドル円は159円前後まで円安が進み、160円近辺を意識する水準に接近している。

米国側では、4月FOMCでFF金利が3.50〜3.75%に据え置かれた。声明では、景気は底堅い一方、エネルギー高を背景にインフレが高止まりしているとの認識が示された。

その後公表された4月FOMC議事要旨でも、インフレが2%を上回って推移し続ける場合は追加引き締めが適切になり得るとの見方が多数派となり、年内利下げ期待は後退している。

4月CPIは総合で前年比3.8%、コアで同2.8%へ加速し、3月PCEも総合3.5%、コア3.2%と目標を上回る。4月雇用統計では非農業部門雇用者数が11.5万人増、失業率は4.3%と、労働市場は急減速は避けたが雇用の勢いは鈍い。

このため米金利は利下げを織り込みにくく、米10年債利回りも4.5%台後半で高止まりしている。ドル円にとっては金利差要因が支援材料である一方、エネルギー高が米インフレを押し上げる局面では、ドル金利上昇を通じたドル買いが優勢になりやすい。

日本側では、日銀が4月会合で政策金利を0.75%に据え置いたものの、3名が1.0%への利上げを主張した。物価上振れリスクへの警戒は明確で、6月15〜16日の次回会合に向け、追加利上げ観測は残る。

もっとも、4月全国コアCPIは前年比1.4%と日銀目標を下回り、都区部CPIや賃金統計を見るまでは、円買い材料としては決め手を欠きやすい。

現時点では、米国のインフレ再加速と高金利維持がドルを支える一方、日本側は利上げ期待と160円接近に伴う介入警戒が円安の上限を抑える構図だ。

ドル円は上方向のバイアスを保ちながらも、米PCE、雇用統計、植田総裁発言次第で円買い戻しを伴うボラティリティが高まりやすい。

来週以降の注目イベント

5月26日(火) 米CB消費者信頼感指数、米住宅価格指数

5月28日(木) 米PCE価格指数、米GDP改定値、耐久財受注、新築住宅販売

5月29日(金) 日本東京都区部CPI、日本雇用統計、日本鉱工業生産・小売売上高

6月1日(月) 米ISM製造業景況指数

6月2日(火) 米JOLTS求人件数

6月3日(水) 米ADP雇用統計、米ISM非製造業景況指数、米ベージュブック、日銀植田総裁講演

6月5日(金) 日本家計調査・毎月勤労統計、米雇用統計

BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

週足では、1月高値圏からの急落で上昇チャネルを下抜けた後、60K台半ばで下げ止まり、足もとは77K台後半まで反発している。

ただし、現在値は昨年後半から意識されてきた72K〜80Kの厚い価格帯に再び差し掛かっており、戻り売りと押し目買いが交錯しやすい局面だ。

直近では80K台前半まで上伸したものの、同ゾーン上限では上ヒゲを伴って失速。80Kを明確に回復できない限り、週足ベースでは「下落後の戻り」の範囲にとどまりやすい。

上値は79K〜80Kが第一関門で、その上は88K〜92K、さらに96K近辺を通る旧トレンドラインが戻り売りゾーンとなる。

一方、下値は72K〜74Kが足もとのサポート帯。ここを維持できればレンジ内での値固めから再上昇を試す余地が残るが、割り込む場合は66K〜68K、さらに60K近辺までの再調整が意識される。

週足ベースでは長期上昇トレンドの土台は完全には崩れていないものの、中期モメンタムはなお修復途上。80Kを回復して定着できるか、それとも72K台を割り込み再び下値確認に向かうかが当面の分岐点となりそうだ。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

今週のBTC/USDは、82K台前半で上値を抑えられた後、79.5Kのサポートを割り込み、76K台半ばまで下落した。

足もとでは76.5〜76.7Kでいったん下げ止まり、77K台後半まで自律反発しているが、78.0K前後の旧サポート付近で戻りが鈍い。

4時間足では、5月上旬からの高値圏レンジを下放れした後、短期的には戻り売り優勢の構図となっている。

79.3〜79.6Kはブレイク後の重要なレジサポ転換帯であり、ここを回復できない限り、反発はショートカバー主導の一時的な戻りにとどまりやすい。

一方で、76.5〜76.7Kを維持できれば、直近安値圏を起点とした値固めから78K台後半への戻り試しは残る。

ただし、同水準を明確に割り込む場合は、73.0〜73.5Kの厚いサポート帯まで下値余地が広がり、4時間足ベースの下落モメンタムが再加速しやすい。

全体としては、上値を切り下げる調整局面の中で、76K台後半を守れるかどうかが焦点となる。

上値の焦点

78.0〜78.3K:足もとの戻り売りゾーン。上抜ければ短期反発継続を示唆。

79.3〜79.6K:旧サポートのレジスタンス転換帯。回復できれば80K台前半への再トライ余地。

81.5〜82.5K:直近高値圏。戻り売りと利確売りが集中しやすい価格帯。

82.8〜83.0K:上位の供給帯。突破なら4時間足の下落一巡シグナル。

下値の焦点

76.5〜76.7K:直近安値帯。維持できればレンジ下限として機能。

75.0〜75.5K:下抜け時の次の押し目候補。割り込みで売り優勢が鮮明に。

72.5〜73.5K:厚いサポート帯。到達時は買い戻しが入りやすい。

69.5〜70.5K:中期的な防衛ライン。割り込むと調整長期化に警戒。

ファンダメンタルズ

5月22日(金)時点のBTCは77K台で推移。今週は米インフレ再加速と中東情勢を背景に、リスク資産全般で上値の重い展開となった。

4月FOMCではFF金利が3.50〜3.75%で据え置かれ、声明は経済活動の底堅さを認めつつ、エネルギー高を一因にインフレが高いと指摘した。

4月CPIは総合が前年比3.8%、コアが2.8%へ加速。利下げ再開よりも高金利長期化への警戒が強く、BTCには実質金利・ドル金利面の逆風が残る。

暗号資産市場ではETFフローの悪化が需給面の重し。CoinSharesによれば、5月18日までの週はデジタル資産投資商品から10.7億ドルが流出し、BTCは9.82億ドルの流出だった。

米スポットBTC ETFも18日から20日にかけて純流出が続き、買い戻しの勢いは限定的だ。

一方、SEC・CFTCの共同解釈やCLARITY Actの上院委員会通過により、中長期の制度整備期待は残る。

ただし、足もとの価格形成は規制期待よりも米金利、エネルギー価格、ETFフローに左右されやすい。来週は米PCEと雇用統計、6月FOMCへ向けた金利見通しが焦点となる。


VIX 恐怖指数

VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –

値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。

値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。

※チャート上に目安のラインを引いてあります。

VIX指数は20を下回り、足もとは16台後半で安定圏に回帰している。

リスク警戒は大きく後退しているが、再び20を上回る場合は株式市場の調整警戒が強まりやすい。

US10Y 米10年債利回り相場

US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米国債利回りはドル相場と連動しやすい傾向があります。

米10年債利回りは3月以降の反発基調を維持し、足もとでは4.56%前後で推移している。

5月に入り4.40%台の上昇トレンドラインを明確に上抜けた後、一時4.65〜4.70%近辺まで急伸。現在は高値圏で上げ一服となっているが、4.50%を上回る限り、金利上昇トレンドはなお崩れていない。

上方向は4.60〜4.62%が直近の戻り上限となり、ここを終値ベースで回復できれば、4.65〜4.70%の高値再トライが視野に入る。

一方、4.50%を割り込む場合は、急騰後の利食いが強まり、4.40〜4.43%の旧上昇トレンドラインまで調整余地が広がりやすい。

ベースシナリオは4.50〜4.65%の高値圏レンジ。米金利の高止まりが続く限り、ドル円の下値は支えられやすい一方、4.70%接近ではリスク資産への逆風が強まりやすい。

まとめ

I 全体まとめ

USD/JPY ドル円

ドル円は週足・4時間足ともに上昇基調を維持し、足もとは159円前後で高止まりしている。

160円台前半には直近高値帯と供給ゾーンが重なり、上値では戻り売りが出やすい一方、158.8〜159.0円を維持できる限り短期の買い目線は温存される。

下値は157.8〜158.0円、さらに155円台半ばが重要サポート。米金利高止まりがドル円を支える一方、160円接近では介入警戒と日銀利上げ観測が上値を抑えやすい。

BTC/USD ビットコイン

ビットコインは82K台で上値を抑えられた後、79.5Kを下抜けて調整色が強まり、足もとは77K台で推移している。

週足では72K〜80Kの厚い価格帯に再び差し掛かっており、80K回復に失敗する限り、下落後の戻り売り局面と見られやすい。

下値は76.5〜76.7Kが短期サポート、割り込むと73K台までの調整余地が拡大。ETFフローの弱さと米金利高止まりが上値の重しとなっている。

その他(VIX/金利)

VIXは16台後半まで低下し、20を下回る安定圏で推移。市場全体のパニック的なリスク回避は後退している。

一方、米10年債利回りは4.56%前後と高止まりし、4.50%を上回る限り金利上昇トレンドは継続。

全体としては、米金利高がドルを支える一方で、BTCなどリスク資産には逆風となりやすい地合い。為替は円安継続、暗号資産は戻り売り優勢という温度差のある相場展開となっている。

↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
  • VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
  • US10Y:米10年国債利回りの略称。
  • モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
  • 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

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