【5/8】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

本レポートでは ドル円(USD/JPY)ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

この記事を読むと、、

この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
・「今どこに注目すべきか」がひと目で整理できる
・忙しい人でも短時間で相場の流れを把握できる

システムでは自動で運用してくれるため、投資家自身が売買判断をする必要はありません。
ですが、「なぜ今週は利益が出たのか/損失が出たのか」を理解できると、安心感が大きく変わります。

・相場がどう動いたからシステムがこういう成績を出したのかが直感的にわかる
・変動が大きいときに「これは想定内の動きだ」と冷静に構えられる
・運用を長期的に続けるうえでの納得感につながる

この記事を読むことで、相場をシンプルに理解できます。
システム運用をより安心して続けるための“理解の軸”になるはずです。

目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円は週足ベースで上昇基調を維持しているものの、160円台手前で上値を抑えられ、足もとは156円台後半まで反落している。

160〜161円台には過去高値帯が重なり、戻り売りが出やすいレジスタンスとして意識される。

下値は156円前後の上昇トレンドラインと155円台半ばのサポートが焦点。ここを明確に割り込むと、153〜154円台への調整余地が広がりそうだ。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円は160円台半ばで上値を抑えられた後、急落を挟んで155円台半ばまで下押しし、足もとは156円台後半まで戻す展開となっている。

4時間足では、160.4〜160.8円の高値圏レジスタンスから大陰線で崩れたことで、短期モメンタムは上昇一服から調整優位へ転換している。

下落後はいったん155.5円前後で下げ止まり、156円台前半で値固めした後に156.8〜157.0円付近まで反発しているが、157.4〜158.0円には直近の戻り売りゾーンが控えており、ここを明確に上抜けられるかが最初の焦点となる。

一方で、155.5円前後は複数回下げ止まった重要サポートであり、上昇トレンドラインも同水準近辺を通過している。ここを維持できる限り、急落後の自律反発局面として157円台後半への戻りを試す余地は残る。

ただし、157円台半ばで再び上値を抑えられる場合は、戻り売り優勢の構図が続きやすく、再度155.5円方向への下値確認が意識される。

全体としては、160円台からの急落後に下値を固める局面。短期的には156円台後半での戻りが継続するか、157.4〜158.0円の供給帯で失速するかが今週の分岐点となる。

上値の焦点

157.4〜158.0円:直近の戻り高値帯かつ供給ゾーン。ここを上抜けられれば、急落後のショートカバーが強まりやすい。

158.5〜158.7円:下落前のレンジ下限。回復できれば、短期の地合いは中立方向へ戻りやすい。

159.8〜160.0円:急落前の持ち合い上限。ここを回復できれば、160円台再トライのシナリオが再浮上。

160.4〜160.8円:高値圏レジスタンス。現時点では戻り売りが最も意識されやすい上値の最終関門。

下値の焦点

156.2〜156.4円:足もとの短期サポート。維持できれば156円台後半での値固め継続。

155.5〜155.7円:直近安値帯かつ重要サポート。複数回反発しており、短期トレンド維持の防衛ライン。

155.0〜155.3円:上昇トレンドラインが通るゾーン。明確に割り込むと、4時間足ベースで調整色が一段と強まりやすい。

154.5円前後:下落拡大時の次の下値メド。到達時には中期の上昇トレンド継続可否が問われる局面となる。

ファンダメンタルズ

4月FOMCでは政策金利が3.50〜3.75%に据え置かれ、声明では景気・雇用・物価を慎重に見極める姿勢が維持された。

ただし、米国では3月CPIが前年比3.3%、PCE価格指数も前年比3.5%まで再加速しており、インフレの粘着性が改めて意識されている。

米10年債利回りも4.3%台で推移しており、利下げ期待が大きく前倒しされる地合いではない。

雇用面では、3月の非農業部門雇用者数が17.8万人増、失業率は4.3%と、減速感を残しつつも急速な悪化には至っていない。

結果として、米金利は高止まりしやすく、ドル円の下値を支える構図はなお残る。

一方、日本では日銀が4月会合で無担保コール翌日物金利を0.75%程度に据え置いたものの、3名の委員が1.0%への利上げを主張するなど、政策委員会内のタカ派色は一段と強まっている。

展望レポートでも、2026年度のコアCPI見通しは2.5〜3.0%に引き上げられ、賃金上昇と価格転嫁が続くとの見方が示された。

さらに、ドル円が160円台に接近した局面では本邦当局による円買い介入観測が強まり、円安進行に対する警戒ラインが市場で意識されている。

ただし、介入はトレンド転換そのものよりも、急激な値動きを抑える性格が強く、日米金利差が残る限り、ドル円は押し目で買い戻されやすい。

現時点では、米国側は「利下げ時期の後ずれ」、日本側は「追加利上げと介入警戒」が同時に意識される局面。

上方向は160円近辺で当局リスクが重く、下方向は米金利高止まりが支えとなり、156〜160円を中心にボラティリティの高い往来相場が続きやすい。

来週以降の注目イベント

5月12日(火) 米CPI(4月)

5月13日(水) 米PPI(4月)

5月14日(木) 米小売売上高(4月)、米輸入物価指数(4月)

5月15日(金) 米鉱工業生産(4月)、日本企業物価指数(4月)

5月19日(火) 日本GDP速報(1–3月期)

5月20日(水) FOMC議事要旨(4月会合)

5月21日(木) 米住宅着工・建設許可(4月)、米フィラデルフィア連銀指数(5月)

5月22日(金) 日本CPI(4月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数(5月・確報)


BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

週足では、昨年後半から続いた上昇チャネルを下方ブレイクした後、120K台半ばから60K近辺まで大きく調整し、足もとは80K手前まで自律反発している。

直近では65K前後で下げ止まり、70K台前半のサポートを回復したことで、売られ過ぎ修正の動きが続いている。

ただし、現在値の79K台後半は72K〜84Kの厚い需給帯の上限に近く、上抜けできるかどうかが戻り継続の分岐点となる。

上値は80K〜84Kが第一の戻り売りゾーンで、その上には88K〜92Kの旧サポート・上昇トレンドライン裏側、さらに100K近辺の心理的節目が控える。

これらを段階的に回復できない限り、中期的には下落後のリバウンドにとどまりやすい。

下値では、72K前後が足もとの押し目候補であり、割り込むと66K〜64Kの直近安値帯、さらに60K近辺までの再下押しが意識される。

週足ベースでは長期の上昇余地を完全に失ったわけではないものの、上昇チャネル割れ後の戻り局面という位置付けであり、84K超えで地合いを修復できるか、それとも80K前後で失速し再び安値圏を試すかが当面の焦点となりそうだ。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

今週のBTC/USDは、73K台前半で底固めした後、78K台の戻り高値を上抜け、一時82K台半ばまで上昇。

ただし、82.0〜83.0Kの供給帯では上値が重く、足もとでは利確売りに押されて79K台後半まで反落している。

4時間足では、78.4〜79.5Kのレジスタンスを突破したことで短期トレンドは上向きに転じたが、急騰後の反動で上昇モメンタムはいったん鈍化している。

現在は79.5K前後のブレイクポイントを試す局面であり、ここを維持できれば旧レジスタンスのレジサポ転換として、80.5〜81.5K方向への戻りを再び試しやすい。

一方で、79.5Kを明確に割り込むと、78.2〜78.5Kの次のサポート帯まで押し戻される可能性が高まり、短期の上昇トレンドは中立方向へ戻りやすい。

中期的には週足ベースの下落後リバウンドの範囲内だが、4時間足では安値を切り上げる構造が続いており、79.5Kを守れるかどうかが反発継続の分岐点となる。

上値の焦点

80.0〜80.5K:足もとの戻り売りが出やすい短期レジスタンス。回復できれば上昇再開の初動になりやすい。

81.0〜81.5K:直近高値圏の手前。ここを上抜けると82K台への再トライが視野に入る。

82.0〜83.0K:直近の上ヒゲ高値帯かつ供給ゾーン。短期的には利確売りが集中しやすい価格帯。

84K前後:週足で意識される上位レジスタンス。突破できればリバウンド局面の地合い改善が鮮明に。

下値の焦点

79.4〜79.6K:現在試されているブレイクポイント。維持できれば押し目形成として評価されやすい。

78.2〜78.5K:前回レンジ上限。割り込むと上昇ブレイクの失敗感が強まりやすい。

76.0〜77.0K:一段下の押し目候補。ここで下げ止まれば高値圏調整にとどまる。

73.0〜73.5K:下落拡大時の重要サポート。割り込みで再び70K台前半への下値余地が意識される。

ファンダメンタルズ

今週のBTCは、米金融政策の先行きとETF需給の改善を背景に、73K台から82K台まで反発した後、足もとは80K前後で上値の重さを確認する展開。

4月FOMCではFF金利が3.50〜3.75%に据え置かれ、声明は追加調整についてデータ次第の姿勢を維持。利下げ期待は温存されているが、インフレ再燃への警戒も残り、リスク資産全般は米CPIを前に方向感を出しにくい。

需給面では、米スポットBTC ETFに5月1日から6日まで約16.8億ドルの純流入が入り、戻り相場を支えた。一方、7日は約1.7億ドルの流出に転じており、短期資金は価格上昇に対して利益確定を急ぎやすい。

デジタル資産ファンド全体でも資金流入は5週連続となったが、週中の流出を金曜の大口流入が埋めた形で、投資家心理は改善しつつも安定的なリスクオンにはまだ届いていない。

BTCは80K台回復で一段のショートカバー余地を残すが、82K〜84Kの上値帯を突破できない限り、週足では下落後の戻り局面にとどまる。

来週は米CPI、PPI、小売売上高が中心。インフレ鈍化なら暗号資産には追い風、上振れなら米金利高止まりを通じて再び80K割れを試す展開に注意したい。


VIX 恐怖指数

VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –

値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。

値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。

※チャート上に目安のラインを引いてあります。

VIX指数は17台前半まで低下し、20を下回る安定圏で推移。

4月に30近辺まで上昇した局面からは警戒感が後退しており、足もとはリスク回避ムードの沈静化が続いている。

US10Y 米10年債利回り相場

US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米国債利回りはドル相場と連動しやすい傾向があります。

足もとの米10年債利回りは4.38%前後で推移。3月安値の3.94%近辺から切り返した後、4.20%台を上抜け、4月以降は4.35〜4.45%の高値圏での攻防が続いている。

日足では、上昇トレンドライン上で下値を切り上げる一方、4.44〜4.48%のレジスタンス帯では戻り売りが出やすく、上値の重さも残る。

直近は4.35%台まで下押しした後に反発しており、4.35〜4.38%を維持できるかが短期の焦点。ここを守れる限り、4.44%方向への再上昇余地は残る。

一方、4.35%を終値ベースで割り込むと、上昇トレンドライン割れとなり、4.25〜4.22%の押し目候補までの低下が意識されやすい。

上方向は4.44〜4.48%が最重要レジスタンス。明確に突破すれば4.50%台回復を試す展開となり、ドル円には再び下支え要因となりやすい。ベースシナリオは4.35〜4.48%レンジ内での高止まり継続。

まとめ

I 全体まとめ

USD/JPY ドル円
ドル円は160円台半ばで失速した後、156円台後半まで反落。週足では上昇トレンドを維持しているが、160〜161円台は当局警戒も重なる重いレジスタンス。
下値は155.5円前後と上昇トレンドラインが焦点で、維持できれば157円台後半への戻り余地、割り込めば153〜154円台への調整が意識される。

BTC/USD ビットコイン
ビットコインは65K前後で下げ止まり、足もとは80K手前まで反発。4時間足では78.4〜79.5Kを上抜けたことで短期地合いは改善している。
ただし82〜84Kは戻り売りゾーンであり、突破できない限り週足ベースでは下落後のリバウンドにとどまりやすい。

その他(VIX/金利)
米10年債利回りは4.35〜4.48%の高値圏レンジで推移し、ドル円を下支えしやすい環境。
VIXは17台まで低下しており、リスク回避ムードは後退。ただし米CPIなど重要指標前で、金利・暗号資産ともに再びボラティリティが高まりやすい。

↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
  • VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
  • US10Y:米10年国債利回りの略称。
  • モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
  • 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

コメント

コメントする

目次