【7/31】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

本レポートでは ドル円(USD/JPY)ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

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この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
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目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円は週足ベースで上昇トレンドを維持しているものの、163円台後半まで上昇した後に急反落し、足もとは160円台半ばまで押し戻されている。

163.0〜164.0円には長期レジスタンス帯が控え、戻り売りが出やすい。下値は159円台前半の直近ブレイク水準と、157〜158円台を通る上昇トレンドラインが重要な支持帯となる。

160円台を維持できれば再度162〜163円台を試す余地を残す一方、157円台を明確に割り込むと調整が深まりやすい。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円は163円台後半で上値を抑えられた後、売りが急速に強まり、162円台後半から159円台前半まで大幅に下落した。

4時間足では、これまでサポートとして機能していた162.5〜162.7円、162.2円、161.9円を相次いで下抜けており、短期的な上昇構造はいったん崩れた格好となっている。

急落局面では159.3円前後の水平サポートも割り込み、一時158.0円付近まで下ヒゲを伸ばした。ただし、158.0〜158.9円には上昇トレンドラインと厚い需要帯が重なっており、同ゾーンからは160円台半ばまで急速に買い戻されている。

足もとは160.5円前後で推移しているものの、160.8〜161.0円は直近のサポート崩れ水準であり、短期的には戻り売りが出やすい。さらに上には161.9〜162.0円、162.2〜162.6円のレジスタンス帯が控えており、下落前の価格帯を回復するには複数の上値抵抗を突破する必要がある。

全体としては、急落後の自律反発局面にあるものの、4時間足ベースでは下方向へのモメンタムが優勢。160.8〜161.0円を明確に回復できるか、それとも再び159円台へ押し戻されるかが短期的な焦点となる。

上値の焦点

160.8〜161.0円:急落前のサポート帯。戻り売りが出やすく、ここを回復できるかが反発継続の第一条件。

161.9〜162.0円:過去に複数回意識された水平帯。上抜ければ短期的な売り圧力がやや後退しやすい。

162.2〜162.6円:直近レンジ下限とブレイクポイントが重なる強いレジスタンス帯。回復できれば急落分の巻き戻しが進みやすい。

162.8〜163.3円:上位の供給帯。到達時には再び戻り売りが強まりやすい。

下値の焦点

159.3〜159.5円:直近安値帯。再度割り込むと下落再開への警戒が強まる。

158.9〜159.0円:水平サポート候補。短期的な押し目買いが入りやすい水準。

158.0〜158.8円:上昇トレンドラインと需要帯が重なる重要サポート。維持できれば中期上昇シナリオは温存される。

157.8円割れ:トレンドライン下抜けとなり、156円台方向への下落余地が意識されやすい。

ファンダメンタルズ

7月FOMCでは政策金利が3.50〜3.75%で据え置かれた。声明は景気が堅調に拡大し、雇用増加も労働力人口とおおむね均衡していると評価する一方、インフレは2%目標を上回る状態が続くと指摘した。

今回は3名が0.25ポイントの利上げを主張して反対票を投じており、据え置き決定ながら内容は明確にタカ派寄り。中東情勢やエネルギー価格を含む供給ショックへの警戒も示され、早期利下げ観測は後退しやすい。

直近の米国指標では、4〜6月期実質GDPが年率1.5%増と1〜3月期の2.1%から減速した一方、民間国内最終需要は3.9%増と底堅い。6月PCE価格指数は前年比3.7%、コアは3.3%で、インフレ鈍化はなお不十分だ。

日本では、日銀が7月会合で無担保コール翌日物金利の誘導目標を1.0%程度に据え置いた。ただし1名は1.25%への利上げを提案しており、円安と物価上振れへの警戒は政策委員会内で残っている。

日米金利差は依然としてドル円の下支え要因だが、米国側では追加利上げ観測、日本側では追加利上げ観測が同時にくすぶる構図となった。

したがって方向感は米雇用・物価指標への反応が大きくなりやすく、特に米金利が再上昇すればドル買い、景気減速が鮮明になれば急速なドル売り戻しに注意したい。

来週は米雇用統計とCPIが最大の焦点となる。

雇用の底堅さと物価上振れが重なれば、FRBの高金利維持が長期化するとの見方からドル円の押し上げ要因となる。

一方、雇用減速とインフレ鈍化が同時に確認されれば、タカ派的なFOMC後のドル買いが巻き戻される可能性がある。

来週以降の注目イベント

8月3日(月) 米ISM製造業景況指数(7月)

8月5日(水) 米ISM非製造業景況指数(7月)

8月7日(金) 米雇用統計(7月)

8月10日(月) 日銀「主な意見」(7月会合)

8月12日(水) 米CPI(7月)

8月13日(木) 米PPI(7月)

8月14日(金) 米小売売上高(7月)


BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

週足では、124K前後の高値圏から続く下落基調を引き継ぎ、今週は64K前後での持ち合いとなっている。

5月に80K台まで反発したものの、過去の支持帯だった79〜81Kで上値を抑えられ、その後は74K付近の短期サポートも下抜けた。足もとでは一時58K台まで下押しした後、長期の上昇トレンドライン付近から買い戻され、62〜65Kの狭いレンジで下値を固める動きが続いている。

上値は64〜66Kが直近の攻防帯となり、その上には73〜75Kの戻り高値帯、さらに79〜81Kの厚いレジスタンスが控える。これらを段階的に回復できない限り、中期的には戻り売り優位の構図が続きやすい。

下値では、58〜60Kの上昇トレンドサポートが第一の防衛線となる。ここを週足終値で割り込むと、55〜56Kの需要帯、その下は48〜52Kを中心とする広いサポートゾーンまで調整余地が拡大しやすい。

週足ベースでは長期上昇トレンドラインを辛うじて維持しているものの、高値・安値を切り下げる中期下降構造は未解消。64〜66Kを足場に反発へ移れるか、それとも58〜60Kを再び試して長期サポートを割り込むかが、当面の分岐点となりそうだ。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

BTC/USDは66.6K台まで上昇した後に売りが強まり、足もとでは64.3K前後まで押し戻されている。

4時間足では、63.6K〜64.7Kを中心としたレンジ形成が続いており、直近は65.4K付近の上限を試したものの定着できず、再びレンジ中央へ回帰した格好となっている。

上値は64.7K前後が目先の分岐帯で、その上には65.4K、さらに66.4〜66.8Kの供給帯が控える。64.7Kを明確に回復して終値ベースで定着できれば、65.4K方向への再上昇が意識される一方、同水準で上値を抑えられる展開が続けば、短期的には戻り売り優位の地合いが残りやすい。

下値では63.6Kがレンジ下限として機能しており、ここを維持できる限りは高値圏での持ち合いとみられる。ただし、63.6Kを明確に割り込むと、62.8〜63.0K付近までの下押しが視野に入り、さらに売りが加速した場合は60.7〜61.1Kの需要帯が次の重要サポートとなる。

全体としては、64K台を中心としたレンジ相場で、方向感はなお限定的。64.7K超えから65.4Kを突破できるか、それとも63.6Kを割り込んで下方向へレンジブレイクするかが、今後の短期モメンタムを左右しそうだ。

上値の焦点

64.7〜64.8K:直近レンジの中心かつ上値分岐帯。ここを明確に上抜ければ、買い戻しが入りやすい。

65.3〜65.5K:直近戻り高値帯。上抜け・定着できれば、66K台への上昇余地が広がる。

66.4〜66.8K:直近高値圏と供給帯が重なる強いレジスタンス。到達時には利確売りと戻り売りが出やすい。

67K台前半:上昇再開時の次の目標帯。ここを超えると短期上昇トレンドが鮮明になりやすい。

下値の焦点

63.5〜63.7K:足もとのレンジ下限。維持できれば短期的な押し目買いが入りやすい。

62.8〜63.0K:直近安値帯。割り込むとレンジ下放れのシグナルとなりやすい。

60.7〜61.1K:厚い需要帯。中期的な下値支持として意識される重要ゾーン。

58.0〜58.8K:長期上昇トレンドラインとサポート帯が重なる水準。明確に割り込むと中期下落再開への警戒が強まる。

ファンダメンタルズ

今週のBTCは、7月FOMC後も64K前後で方向感に乏しい展開となった。

FOMCは政策金利を3.50〜3.75%に据え置いたが、3名が0.25ポイントの利上げを主張。景気は底堅い一方、インフレは2%目標を上回るとの認識が維持され、早期緩和期待は後退しやすい。BTCにとっては米金利の高止まりが上値を抑える構図となっている。

ETFフローも不安定で、米国スポットBTC ETFは7月23日以降に流出が再開。7月24日は約2.4億ドル、28日は約0.7億ドル、29日は約0.9億ドルの純流出となり、機関投資家の押し目買いはなお限定的だ。

デリバティブ市場では価格急落時に約5.1億ドル規模の清算が発生し、レバレッジ整理は進んだものの、建玉の戻りは短期的なボラティリティ再上昇要因となる。

規制面では、SECとCFTCが3月に暗号資産の法的整理を明確化した一方、包括的な市場構造法案は議会日程の遅れが意識されている。

中期的には制度整備とETF需要が支援材料だが、短期的には米金利、ETFフロー、株式市場のリスク選好が主因。64〜66Kを回復できなければ、58〜60Kの長期サポート再試行に警戒したい。


VIX 恐怖指数

VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –

値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。

値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。

※チャート上に目安のラインを引いてあります。

G: VIX日足チャート分析VIX指数は一時20台まで上昇したものの、足もとは17.1前後まで低下しており、警戒感は後退。20を下回る限り、リスク市場は比較的安定した状態が続きやすい。

US10Y 米10年債利回り相場

US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米国債利回りはドル相場と連動しやすい傾向があります。

米10年債利回りは3月以降の上昇基調を維持し、足もとでは4.65%前後まで上昇している。

今週は4.55%台から買いが強まり、一時4.70%近辺まで上昇。短期の上昇トレンドラインに沿って高値・安値を切り上げる展開が続いており、金利上昇モメンタムはなお強い。

上方向は4.68〜4.72%が直近高値帯。終値ベースで4.70%超えが定着すれば、4.75%方向への一段高が意識され、ドル円の下支え要因となりやすい。

一方、下値は4.60〜4.62%が第一のサポート候補で、割り込むと4.52〜4.55%までの調整余地が広がる。さらに4.45%前後には上昇トレンドラインが通過しており、ここを維持できる限り上昇基調は崩れにくい。

ベースシナリオは4.55〜4.70%の高値圏推移。4.70%突破の有無と、4.60%台を維持できるかが次の方向性を左右しそうだ。

まとめ

I 全体まとめ

USD/JPY ドル円

ドル円は163円台後半から急落し、足もとは160円台半ばまで反発。週足の上昇基調は維持される一方、4時間足では162円台の支持帯を割り込み、短期モメンタムは下向き。

上値は160.8〜161.0円、162.2〜162.6円が戻り売り帯となり、下値は159.3円、158.0〜158.8円が重要な防衛線となる。

BTC/USD ビットコイン

ビットコインは64K前後で推移し、週足では長期上昇トレンドラインを維持しつつも、中期的な戻り売り優位の構図が続く。

短期は63.6〜64.8Kのレンジが中心で、65.4K超えなら反発余地が広がる一方、63.6K割れでは60.7〜61.1K方向への下押しに警戒。

その他(VIX/金利)

米10年債利回りは4.65%前後まで上昇し、4.70%突破を試す地合い。高金利はドルの支援材料だが、BTCには重荷となりやすい。

VIXは17前後まで低下しており、市場心理は比較的安定。ただし金利高止まりを背景に、ボラティリティ再上昇の余地は残る。

↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
  • VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
  • US10Y:米10年国債利回りの略称。
  • モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
  • 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

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