【1/23】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

本レポートでは ドル円(USD/JPY)ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

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この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
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目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円は4月の安値(141円台)からの上昇基調を維持し、足もとは158円台後半(158.5円近辺)で推移している。直近は9〜11月の急伸で上値を伸ばした一方、159円台〜160円前後は過去高値帯・供給ゾーンが重なり、上昇が続いても上ヒゲを伴いやすい戻り売り優勢の価格帯になりやすい。

上値の焦点は、まず159.0〜160.0円(高値帯の重なり)。ここを週足実体で回復・定着できれば、次は161〜162円台(上限ゾーン)への上値余地が意識される。一方で、159円台で反落が続く場合は、短期的に高値圏での保ち合い〜調整へ移行しやすい。

下値は、直近の押し目候補として156円台後半〜157円台前半、次いで154円近辺がサポートとして重要。154円を明確に割り込むと、上昇トレンドの勢いが一段鈍り、151〜152円ゾーンまでの調整余地が意識されやすい。週足の大局は上向きだが、当面は159円台の上抜けに失敗するか/高値圏で値固めできるかが分岐となる。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円は12月後半の安値圏を底に切り返し、1月中旬にかけて159円台前半まで急伸。その後は高値圏での利確と戻り売りに押され、足もとは158円台半ば(158.6円近辺)での持ち合いが続いている。高値更新の勢いはいったん落ち着いたが、押し目では買い戻しも入りやすく、値幅は縮小しながらも高所での滞空時間が延びている。

4時間足では、上昇の勢いは一巡したものの、押しが入っても切り下げが限定的で、上値を試しながらのレンジ形成に移行した格好だ。直近のレジスタンスは158.8〜159.3円で、上昇局面のピークと供給帯が重なり、上抜けには材料が要る水準となっている。ここを抜け切れない間は、短期勢の戻り売りが優勢になりやすい。

一方、下値は157.7〜158.0円がまず押し目候補。ここは直近のブレイク起点(レジサポ転換)に当たり、維持できる限りは高値圏の調整にとどまりやすい。仮に割り込む場合は、157.4〜157.6円のサポート、さらに156.8〜157.0円の下段ゾーンまでの下押しを警戒したい。

全体としては「159円台再トライ前の値固め」か「天井圏での戻り売り優勢」かの分岐で、158円台後半を回復して上値を追えるか、157円台後半を守れず調整が深まるかが今週の焦点となる。

上値の焦点

158.8〜159.3円:戻り高値帯かつ供給ゾーン。ここを実体で上抜けて定着できれば、159.4〜159.6円、さらには160円ちょうど方向への続伸余地が広がる一方、跳ね返されると短期的なダブルトップ形成を示唆。
158.2〜158.4円:レンジ上側の中心帯。ここを上で維持できる間は買いが残りやすいが、上ヒゲが増えるようなら上値の重さが意識される。

下値の焦点

157.7〜158.0円:レジサポ転換の要所。割れない限りは調整止まりだが、明確に割り込むと売りが加速しやすい。
157.4〜157.6円:直近の下げ止まり候補。ここを割ると156.8〜157.0円までの押し目形成を想定。
156.0〜156.8円:下段の需要帯。到達時は反発も見込みやすい一方、割り込むと戻り局面の巻き戻しが一段と進みやすい。

ファンダメンタルズ

ドル円は、米金利の高止まりを背景にしたドル買い・円売りが優勢で、上値を試しやすい地合いが続く。米国ではインフレが2%目標をなお上回り、個人消費も粘り強い一方、雇用は「低採用・低解雇」の状態が続き、FRBは景気減速を見極めながら当面の据え置き姿勢を維持しやすい。もっとも、政府閉鎖の影響で一部統計が遅延・推計対応となった経緯があり、インフレと需要の評価にはブレが残る。結果として、市場は“利下げを急がないFRB”と“高水準の実質金利”を意識しやすく、金利差トレードがドル円の下支えとして機能しやすい。

日本サイドでは、コアCPIが2%台を維持し、基調インフレも粘着的で、日銀はタカ派バイアスを手放しにくい。ただ、国内政治イベントを背景に国債利回りが振れやすく、円買い材料が出ても「金利上昇=景気不安」や財政懸念で相殺される場面も想定される。加えて、米通商政策を巡る不透明感は日本の輸出・企業マインドに影を落としやすく、日銀の“次の一手”を読みづらくしている。

為替水準そのものも当局の警戒レンジに近く、160円台を巡る値動きはヘッドライン一つでボラティリティが跳ねやすい。ベースシナリオは高値圏での持ち合い継続だが、米金利が再上昇すれば上抜け圧力、日銀スタンスの上振れやリスクオフが重なれば円のショートカバーが入りやすい。

来週以降の注目イベント

1月27日(火)〜28日(水) FOMC(声明・会見)
1月29日(木) 米GDP(10–12月期・速報)
1月30日(金) 東京CPI(1月)、日本小売売上高(12月)
2月2日(月) 日銀「主な意見」(1月会合)
2月6日(金) 米雇用統計(1月)


BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

BTC/USDは週足で10〜11月の急落を経て、足もとは90K手前(89K台後半)での持ち合いが続いている。高値圏(120K近辺)の供給帯から大陰線で崩れ、上昇チャネル中段を一気に下抜けた後、長い下ヒゲを伴って自律反発した格好だ。もっとも反発局面でも高値は切り下がっており、モメンタムはなお戻り売り優勢に傾きやすい。

上値はまず92〜95Kが直近の戻り売りゾーン。ここを週足実体で抜けきれない限り、「下落後の戻り」にとどまりやすい。その上は96〜100Kが分岐帯で、回復できれば前回の崩れ起点である108K前後、さらに112〜116Kの戻り目途が浮上する一方、再失速ならレンジ上限として機能しやすい。

下値は84〜86Kが第一の防衛ラインで、直近の急落局面の下ヒゲ起点でもある。割り込むと80K台前半〜中盤までの下押し余地が意識され、調整が一段と深まりやすい。週足の長期上昇トレンド自体はまだ温存されているものの、当面は90Kを軸に、95K回復で反発継続か、84〜86K割れで下方向加速かが分岐点となる。短期的にはボラティリティ低下のなかで、下値を固められるかが焦点。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

BTC/USDは1月中旬に95〜97K台まで上伸した後、上値を維持できず急落。足もとは89K台後半(約89.7K)で下げ止まりを探る展開となっている。4時間足では高値圏の持ち合い(95K近辺)を下抜けたのち、93K→91K→90Kと節目を段階的に割り込み、モメンタムは明確に下向きへ転じた。

直近は88.5〜90.0Kの需要帯で複数回下げ止まり、下ヒゲを伴うリバウンドが入る一方、戻り局面は90K台前半で頭を叩かれやすい。結果として、急落後は「下落トレンド内のレンジ化」に移行しつつあり、次の方向感待ちの様相が強い。

上値は、崩れの起点となった94.5〜95.0Kが最重要レジスタンス。ここを回復できない限りは戻り売り優勢が続きやすい。戻したとしても、91.5〜92.0K93K近辺は戻り売りの段差として意識され、反発は階段状になりやすい。

下値は当面、88.5〜89.0Kが防衛ライン。明確に割り込むと、下ヒゲの集中帯を抜ける形となり、86.5〜87.5K、さらに84K台までの下押し余地が意識される。短期の分岐は、90K台を回復してショートカバー主導の戻りが続くか88.5K割れで下落トレンドが再加速するかに集約される。

上値の焦点

  • 91.5〜92.0K:急落後の戻り上限になりやすい帯。上抜ければ短期的に値が軽くなりやすい。
  • 93.0K近辺:戻りの中間関門。定着できれば95K再トライの土台。
  • 94.5〜95.0K:直近の分岐レベル(供給帯)。回復・定着で下落一巡シグナルになりやすい。

下値の焦点

  • 88.5〜89.0K:足もとの需要帯。維持できる限り“下げ止まり→レンジ”の余地。
  • 86.5〜87.5K:次のサポート候補。割れは売りの加速に要警戒。
  • 84K台:急落局面の最終防衛ライン。割り込みは中期調整の深まりを示唆。

ファンダメンタルズ

BTCは90Kを挟んだ攻防が続き、足もとでは「リスクオフ局面でのポジション整理」が主テーマとなっている。米金利・日金利の上昇基調が意識されやすいなか、ヘッジ需要は金などの伝統資産に向かい、暗号資産は“高β資産”として売り圧力を受けやすい地合い。実際、米スポットBTC ETFは資金流出が目立ち、単日ベースでも大きめの解約が観測されるなど、需給面では上値の重さが残る。加えて、デリバティブ市場では清算を伴うレバレッジ縮小が進み、短期的な戻りはショートカバー主体になりやすい。

一方で、オンチェーン/マイニング面では、ハッシュレートが直近ピークから低下し、マイナーの稼働調整(いわゆるキャピチュレーション懸念)が意識されている。短期的には売却圧力やボラティリティ要因になり得るが、難易度調整が進めばネットワークコストが低下し、需給悪化が一巡する余地もある。総じて、当面は「マクロ(金利・ドル流動性)×ETFフロー×レバレッジ整理」の三点セットが価格形成を左右しやすく、材料次第で90K回復の反発もあり得る一方、再びリスク回避が強まる局面では下方向の再加速にも警戒したい。


VIX 恐怖指数

VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –

値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。

値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。

※チャート上に目安のラインを引いてあります。

VIXは足もと15台半ば(15.6近辺)で推移し、全体としては「安定圏」に回帰している。直近は一時的に20手前まで切り上がる場面があったものの、上伸は続かず再び低下しており、リスクイベントに対する警戒は残しつつも、パニック的なヘッジ需要は見られない。

上値の焦点は18〜20で、ここを明確に上抜けて定着する場合は、株式側の調整・リスクオフが波及しやすいサインとなる。一方、下値は14〜15が当面のサポートで、この水準を維持できる限りは「リスクオン優位(あるいは落ち着いた地合い)」が継続しやすい。現状は15〜20レンジ内の小幅な振れにとどまっており、市場心理は総じて落ち着いている。

US10Y 米10年債利回り相場

US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米10年債利回りはドル相場と連動しやすい。

米10年債利回りは足もと4.24%前後で推移。年初来の高値(4.8%近辺)からの下降トレンドラインに長らく上値を抑えられてきたが、直近は下値を切り上げながら推移し、下降トレンドラインと上昇トレンドラインが収束する三角持ち合いの末、上方向にブレイクを試す動きが目立つ。

チャート上では、4.05%前後が押し目買いの主戦場(需要帯)として機能し、ここを割らない限りは「下げ止まり→切り返し」の構図が維持されやすい。反対に上値は、直近の節目である4.30%近辺がまずのレジスタンス。ここを日足実体で上抜けて定着できれば、4.40〜4.50%方向への上昇余地が広がり、ドル金利主導でドル円の下支え材料になりやすい。

一方、4.30%トライが失速し、4.20%割れが続くようだと、持ち合いの上抜けが否定され、再び4.05%〜4.00%のサポート再テストが視野に入る。ベースシナリオは「4.05〜4.30%のレンジ継続」だが、足もとの形状は上抜け示唆が強まっており、米指標とFRBイベントを受けたブレイクの成否が今週の焦点となる。

まとめ

全体まとめ

USD/JPY ドル円
ドル円は週足で上昇基調を維持しつつ、足もとは158円台後半で高値圏の持ち合い。上値は159〜160円が供給帯として重く、抜け切れない間は利確・戻り売りが出やすい。一方、4時間足では157.7〜158.0円がレジサポ転換の押し目候補で、維持できれば再び159円台再トライの余地。割り込む場合は157.4〜157.6円、次いで156円台後半〜157円台前半まで調整が広がりやすい。

BTC/USD ビットコイン
BTCは週足で急落後の戻り切らず、90K手前でのレンジが継続。上値は92〜95Kが戻り売りゾーンで、94.5〜95Kを回復・定着できるかが反発継続の分岐点。4時間足ではモメンタムが下向きで、足もとは88.5〜90Kの需要帯で下げ止まりを探る局面。88.5Kを割ると86.5〜87.5K、さらに84K台までの下押し余地に要警戒。

その他(VIX/金利)
VIXは15台半ばで落ち着き、リスクオフは限定的。18〜20を明確に上抜けない限り、株式・リスク資産全体は「警戒は残るが安定」寄りの地合いが続きやすい。米10年債利回りは4.24%前後で、三角持ち合いの収束局面から上方向を試す形。4.30%超えが定着すれば金利上昇=ドル下支えの色が濃くなる一方、失速して4.20%割れが続く場合は4.05〜4.00%のサポート再テストが視野に入る。


↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
  • VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
  • US10Y:米10年国債利回りの略称。
  • モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
  • 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

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