本レポートでは ドル円(USD/JPY) と ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。
・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
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システムでは自動で運用してくれるため、投資家自身が売買判断をする必要はありません。
ですが、「なぜ今週は利益が出たのか/損失が出たのか」を理解できると、安心感が大きく変わります。
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USD/JPY ドル円相場
USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析
ドル円は週足で上昇基調を維持し、足もとは158円台後半で推移している。
長期の下降トレンドラインを上抜けた後の上昇局面だが、158.5〜159.5円は過去高値帯と供給ゾーンが重なり、戻り売りが入りやすい。
下値は156〜157円のブレイク水準、次いで154円台半ばの押し目帯が意識され、いずれかを割り込むと調整が深まりやすい。
USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析
ドル円は年初にかけて157.8円の上抜けを起点に上昇が加速し、159.4円近辺まで急伸した。
その後は利確と戻り売りで伸び悩み、足もとは158円台半ば〜後半で高値圏の持ち合いとなっている。
4時間足では上昇トレンド自体は維持しつつも、直近高値更新後は上ヒゲが増え、モメンタムはいったん鈍化。
158.2円前後(青ライン)は直近のブレイク水準であり、ここを割り込まない限りは「上昇トレンド内の押し目」と見られやすい。
一方、159円台は供給が厚く、戻り売りとショートカバーが交錯しやすいゾーンだ。
また、157.0円近辺(青ライン)は12月〜1月前半の上値のフシで、現在は一段下の押し目候補。
157.8円を割った場合でも、まずは157円台前半で下げ渋れるかが次の焦点となる。
反対に、158.2円を保ったまま159円台を回復できれば、159.4円高値の再トライが視野に入る。
上値の焦点
158.9〜159.3円:直近の供給帯。ここで跳ね返されると高値圏レンジ継続、実体で上抜けて定着すれば159.4〜159.6円方向へ再加速しやすい。
159.4〜159.6円:直近高値圏。抜ければストップを巻き込みやすく、160円手前までの上値余地を意識。
158.6〜158.8円:レンジ上限の手前。買いが続く間は強含みだが、上昇のたびに失速するなら短期的な天井圏サイン。
下値の焦点
158.1〜158.3円:押し目の主戦場。維持できれば再上昇の起点となる一方、明確に割り込むと158円台の買いは一巡し、調整が深まりやすい。
157.7〜157.9円:上昇加速前のブレイク水準。割れると157.0〜157.2円、さらに156.0〜156.6円の下値帯までの下押し余地を警戒。
156.8〜157.1円:直近レンジの上限だった価格帯。ここで止まれば上昇トレンドは温存されるが、割り込むと154円台半ばの中期サポートが視野に入る。
ファンダメンタルズ
米国では、12月FOMCで政策金利が3.50〜3.75%へ引き下げられ、足もとは「利下げ局面の一服」が市場のコンセンサスとなっている。
次回1月FOMCは据え置き観測が優勢で、注目は利下げ再開の条件(インフレ鈍化の確度/景気減速の度合い)と、金融環境の引き締まりに対する当局の許容度だ。
インフレの粘着性が意識される限り、ガイダンスは“急がない”色が残りやすい。
一方で、主要統計の公表スケジュールが乱れており、1月末に予定されていたGDP(Q4)と個人所得・支出(PCEを含む)は2月20日に延期された。
材料の空白が広がる分、FOMCのコミュニケーションが相場のトリガーになりやすい。
加えて、Fedの独立性を巡る政治ノイズはタームプレミアムを押し上げやすく、ドル金利の下げ余地を限定し得る。
日本では、日銀が12月会合で短期金利(無担保コール翌日物)を0.75%程度へ引き上げた。
もっとも「実質金利は大幅にマイナス」との整理は維持され、引き締め加速ではなく“段階的な正常化”が基本線となる。
市場では、1月会合は据え置きがメインシナリオだが、春先以降の追加利上げ観測はくすぶり続けている。
イベントの並びは、日銀会合(1/22-23)→日本CPI(1/23)→FOMC(1/27-28)。
日銀がタカ派に傾くほど、ドル円の上値は「金利差」だけでなく「政策の接近度合い」でも測られやすくなる。
逆に、日銀が慎重姿勢を強めれば、円は買い戻しが続きにくい。
ドル円は金利差に支えられやすい一方、160円近辺では当局のけん制が強まりやすく、急伸局面では介入警戒が上値を抑える。
足もとでは「米金利の高止まり+日銀の正常化期待」が交錯し、高値圏でのボラティリティが上がりやすい地合いが続きそうだ。
来週以降の注目イベント
1月22日(木)-23日(金) 日銀金融政策決定会合(展望レポート「基本的見解」)
1月23日(金) 日本CPI(12月、全国)
1月27日(火)-28日(水) FOMC(政策金利・声明、議長会見)
1月28日(水) 日銀12月会合・議事要旨
1月30日(金) 東京都区部CPI(1月)
BTC/USD ビットコイン相場
BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析
週足では、秋口の高値圏(115K〜120K)からの急落で上昇チャネル上限を割り込み、長い陰線で100K水準を一気に下抜け。
11月後半にかけて90K台前半まで調整した後、足もとは95K台半ばへ切り返している。
下落局面で意識されたのは92〜93Kの中期サポートで、直近は同水準上で小さな陽線が続き、売りの勢いは一服。
もっとも、戻りはまだ下落の“半値戻し”にも届かず、週足のモメンタムは回復途上にある。
上値はまず95.5〜97Kが戻りの壁となりやすく、上抜けても100Kの心理的節目が控える。
さらに105〜108Kは直近の供給帯で、ここを回復できない限りは「反発局面の戻り売り優位」が残りやすい。
下値は90K近辺が当面の攻防で、割り込むと86〜88K(押し目帯)までの下押しが視野。ここも切る場合は82〜84Kが次の防衛ラインとなる。
週足ベースでは長期上昇トレンドはなお維持されているものの、現状は上昇チャネル下限付近での立て直し局面。
95〜100Kを回復して反発が本格化するか、90K割れで調整が再加速するかが当面の分岐点となる。
BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析
BTC/USDは年明け以降、90K近辺での底固めから上放れし、94.5K前後のレジスタンス(ピンクライン)をブレイクして97K台後半まで急伸。
その後は急騰の反動で上げ幅を削りつつも、下値は94K台で踏みとどまり、足もとは94.5〜96.5Kを中心とした高値圏の持ち合いとなっている。
4時間足では、12月後半にかけて88〜90Kで切り返した上昇波が継続している一方、直近の上昇は連続陽線で伸び切った反動も大きく、戻り局面では上ヒゲが増えやすい。
短期モメンタムは鈍化しているが、94.5Kを明確に割り込まない限りは「上昇トレンド内の押し目」と捉えられやすい。
現状の焦点は、94.5Kを支持にレンジを上抜けて再び97K台を回復できるか、もしくは94.5K割れから92K台(青ライン周辺)までの調整に入るか。
レンジ上抜けには出来高を伴った陽線が必要で、失速が続く場合は再度レンジ下限を試しやすい。
上値の焦点
96.5〜97.2K:直近戻りの上限帯。上抜けで97.8〜98.5Kの供給ゾーンを再トライ。
97.8〜98.5K:上値の壁。突破・定着なら99K台後半〜100K手前までの上値余地。
95.8〜96.2K:レンジ中心。ここで失速が続くと高値圏レンジ長期化のサイン。
94.5〜94.8K:直近ブレイク水準。上で値固めできれば反発シナリオが優勢。
下値の焦点
94.0〜94.5K:押し目の主戦場。割れが続くと短期の買いは一巡しやすい。
92.0〜92.5K:一段下のサポート。ここで止まれば調整の範囲内だが、割れると90K台へ。
90.3〜90.8K:年初の支持帯。割り込みで88.5〜89.5Kまでの下押し余地。
88.5〜89.5K:中期サポート帯。ここを守れない場合は戻り一巡からの調整加速に要警戒。
ファンダメンタルズ
足もとは米金利が3.50〜3.75%レンジで据え置き観測となるなか、「次の利下げ時期後ずれ」がリスク資産の上値を抑えやすい。
12月CPIは前年比2.7%、コア2.6%と鈍化したが、政府閉鎖による統計ノイズも残り、データ待ちのムードが強い。
暗号資産市場では、投資商品フローが週次で流出超過に転じ、特にBTCに売り圧力が出た。
一方、米スポットBTC ETFは直近で大型の資金流入が観測され、センチメントは「底打ち確認」と「戻り売り」が交錯している。
短期はETFフローの振れが方向感を左右しやすい。
デリバティブでは建玉の回復と資金調達率のプラス基調が目立ち、上方向への踏み上げ余地がある反面、急落局面ではロング清算が増えやすい。
需給面では1/22前後の難易度調整が控え、マイナー収益性の変化が売り圧力の強弱に影響し得る。
来週は1/27-28のFOMCが最大イベント。ドル金利が再上昇するとBTCの戻りは鈍りやすく、逆に金利の落ち着きが確認されれば95〜100K回復を後押ししやすい。
VIX 恐怖指数
VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –
値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。
値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。
※チャート上に目安のラインを引いてあります。

VIXは15台後半で推移し、10〜20の「安定圏」に回帰した状態が続いている。
直近は小幅に切り上げているものの、20を明確に上抜けない限り、市場の警戒感は限定的。
上方向は20超えでリスクオフ寄り、30到達なら不安定局面入りを示唆する。
US10Y 米10年債利回り相場
US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米10年債利回りはドル相場と連動しやすい。
足もとでは4.18%前後で推移し、年初来の下降トレンドラインと8月以降の上昇トレンドラインに挟まれ、収束する三角持ち合いの様相が強い。
直近は4.10%台で下値を切り上げつつも、4.20%近辺では戻り売りが出やすく、方向感は出にくい。
下値は4.00〜4.05%が第一のサポートで、割り込むと3.90%台前半までの低下余地が広がる。
上方向は4.18〜4.22%が戻りの上限帯で、終値ベースで4.22%超えが定着すれば下降トレンドのブレイクとなり、ドル高圧力が再び強まりやすい。
ベースは4.0〜4.2%レンジ継続。ブレイクの兆候として、4.05%割れ(リスクオフ寄り)か4.22%超え(リスクオン/ドル高寄り)を注視したい。
まとめ

USD/JPY ドル円
ドル円は158円台後半で高止まりし、週足では長期下降トレンドライン上抜け後の上昇局面が継続。
もっとも158.5〜159.5円は過去高値帯と供給が重なり、上値は伸び悩みやすい。下値は158.2円、割れれば157円台前半〜156円台が押し目候補。
BTC/USD ビットコイン
ビットコインは90K台前半で底固め後、94.5Kブレイクを起点に97K台まで急伸。
足もとは94.5〜96.5Kの高値圏レンジで、95〜97Kは戻り売りが出やすい一方、94.5Kを維持できれば反発トレンドは温存。割り込みなら92K、次いで90Kが焦点。
その他(VIX/金利)
VIXは15台後半で10〜20の安定圏に回帰し、リスクオフの警戒は限定的。
米10年債利回りは4.18%前後で三角持ち合いが収束しつつあり、4.22%超えで金利上振れ=ドル高圧力、4.05%割れで金利低下=調整色が強まりやすい。
↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!
それではまた来週!
ミニ用語辞典
- FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
- CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
- 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
- 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
- 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
- bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
- 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
- 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
- フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
- レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
- ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
- ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
- デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
- 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
- レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
- レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
- サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
- 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
- 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定。
- 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
- ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
- VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
- US10Y:米10年国債利回りの略称。
- モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
- 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

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