【12/19】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

本レポートでは ドル円(USD/JPY)ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

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この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
・「今どこに注目すべきか」がひと目で整理できる
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システムでは自動で運用してくれるため、投資家自身が売買判断をする必要はありません。
ですが、「なぜ今週は利益が出たのか/損失が出たのか」を理解できると、安心感が大きく変わります。

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目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円は週足で4月安値からの切り上げ基調を維持し、足もとは155円台後半で高止まり。

上値は162円高値起点の下降トレンドラインと157〜159円の供給帯が重なり、戻り売りが出やすい。

下値は154円台前半のレジサポ転換、次いで151〜152円が分岐点。

151〜152円を割り込むと、147〜148円の厚い出来高帯まで調整余地が広がる。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円は4時間足で157円台後半の高値圏から反落後、154円台後半〜156円台前半をコアレンジとする持ち合いに移行。

足もとは155.7円近辺で戻りを試しているが、上値は156.2〜156.8円の供給帯が厚く、戻り売りが出やすい地合いが続く。

直近は「高値更新→急落→戻り」の往復が目立ち、156円台では上ヒゲが残りやすい一方、155.0円近辺は何度も反発しており、短期のレジサポ転換が進行している。

レンジ中央の155.6〜155.9円は攻防の軸で、ここを上回る時間が増えるほど上値再トライの確度が上がる反面、失速が続く場合はレンジ回帰の色が濃くなる。

モメンタム面では急落後の戻りで高値切り下げが残っており、156円台を回復しても「戻り局面の上抜け失敗」が繰り返されると、156.5円近辺での売り圧力が強まりやすい。

逆に、155円台前半〜半ばへの押しを吸収して切り返す形が増えれば、上昇トレンド内の調整として整理され、157円台回復へのシナリオが優勢となる。

全体としては、155.0円を背にした押し目買いと、156円台前半の戻り売りが拮抗するレンジ相場。レンジ下抜けなら154.5→153.3円方向へ、上抜けなら157円台の再点火を警戒したい。

上値の焦点

156.0〜156.3円:戻りの最初の壁。ここで上値が重い時間が続くと短期の天井圏サインになりやすい一方、実体で上抜け・定着できればレンジ上限トライへ。

156.2〜156.8円:直近の戻り高値帯かつ供給ゾーン。抜ければ157.2〜157.8円方向へのショートカバーが入りやすい。

157.8〜158.2円:上昇一巡後の天井候補。再度失速する場合はダブルトップ気味の形となり、利確売りが増えやすい。

下値の焦点

155.0〜155.2円:レンジ下限の第一防衛ライン。維持できれば高値圏レンジ継続だが、割り込むと戻りの弱さが鮮明に。

154.4〜154.6円:下押し局面で意識される押し目候補。反発余地は残る一方、明確に割れると153円台前半への調整が視野。

153.2〜153.6円:下落拡大時の次の需給帯。ここを割る場合は152円台後半までの深押しに要警戒。

ファンダメンタルズ

ドル円は、米国の利下げ局面入りで金利差縮小観測が出やすい一方、依然として米金利水準は高く、日米金利差を背景としたドル買い・円売りフローが残りやすい。

12月FOMCでは政策金利が3.50〜3.75%へ0.25%ポイント引き下げられたが、声明は「追加調整の時期と幅は入ってくるデータ次第」とのトーンが中心で、利下げペースの加速は織り込みにくい。

結果として、ドル円は“政策金利そのもの”よりも、インフレと景気の綱引きが映る米長期金利(とリスク選好)の変動に反応しやすい局面が続く。

日本側は、賃金・物価の粘着性を背景に日銀の正常化が進むフェーズにあり、12月会合では0.75%への利上げが市場コンセンサスとなっている。

実際に利上げが実施される、あるいは今後の利上げ継続に踏み込む場合、円は「キャリー取引の巻き戻し」を通じて上昇圧力がかかりやすい。

もっとも、金利差が急速に解消するわけではなく、円高が進んでも、下押しは“調整的”にとどまりやすい点には留意が必要だ。

短期の焦点は3点。

①米物価指標は政府閉鎖の影響で系列の連続性が崩れ、単月のブレをどう評価するかが難しい。

②日銀会合後のコミュニケーション(次の利上げ時期・ペース感)で、円のボラティリティが決まりやすい。

③年末にかけての流動性低下で、薄商いの中でも金利・ヘッドラインに反応して値が飛びやすい。

ベースシナリオは、米長期金利が高止まりする限りドル円は底堅いが、日銀がタカ派方向を明確化し、かつ米金利が低下に傾く場合は155円台からの下押しが深まり、152円台まで調整余地が広がる。

逆に、米金利の切り返しが先行すれば、上値では157〜159円帯の戻り売り圧力と当局けん制リスクをにらみつつも、再上昇シナリオが残る。


来週以降の注目イベント

12月23日(火) 米耐久財受注(11月)、米消費者信頼感指数(12月)、米新築住宅販売(11月)、米PCE関連統計の改定(7〜9月分)


※12月下旬〜年末年始は主要指標が薄く、流動性低下に伴う短期スパイク(ストップ狩り/ヘッドライン主導)に注意。


BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

BTCは週足で10月の高値圏(120K台)から急落し、足もとは85K近辺まで調整。上昇チャネル下限と中期上昇トレンドラインが交差するゾーンで、下げ止まりを探る局面となっている。

直近は長い陰線で90K台を割り込み、その後の戻りも90K台前半で頭を抑えられた。

反発局面で上ヒゲが残りやすく、需給はなお戻り売り優勢。上値は92〜96Kが最初の戻り売り帯で、ここを抜けても99〜101K(心理的節目100K)に厚い供給が控える。

さらに上では104〜106K、108K前後のレジスタンスが段階的に重なり、120K近辺の高値圏は“上値の天井”として意識される。

下値は84〜86Kが当面の防衛ラインで、維持できれば短期的な二番底形成からのリバウンド余地が残る。一方、週足実体で明確に割り込むと、80K割れ〜76K、次いで72K近辺までの下押し余地が広がりやすい。

週足ベースでは長期上昇トレンドはまだ崩れていないものの、モメンタムは下向きで調整局面が継続。まずは92〜96Kを回復し、100Kライン上で値固めできるかが、反発が“単なる戻り”にとどまるかを見極める分岐点となる。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

BTC/USDは4時間足で103K台からの急落後、85K台前半で下げ止まりを探る展開。下落局面で形成した戻り高値を切り下げつつ、足もとは85〜88Kの狭いレンジに収束しており、売りの勢いは鈍化している。

11月後半にかけては90〜94Kで戻りを試したが、戻り高値圏で上ヒゲが増え、以降は段階的に切り下げ。直近の値動きは「急落→短期反発→再下落」の往復が続き、トレンドは下向きのままボラティリティだけが残りやすい。

現状では87〜88Kのレジスタンス(前回の反発高値帯)が上値を抑え、戻りは短命になりやすい。一方で、85K近辺には上昇トレンドライン下限が接近しており、下押しでは買い戻しが入りやすい構図だ。出来高が薄い局面では振れやすい。

レンジ中央の86.5〜87.0Kは短期の分岐ゾーン。ここを上回る時間が増えるほどショートカバーを伴う上振れ余地が広がるが、上抜けが失敗すると再び85K割れを試しやすい。ベースは「戻り売り優勢の調整局面」で、反発は“レンジ内の戻り”にとどまりやすい。

上値の焦点

87.5〜88.5K:レンジ上限かつ直近戻り高値帯。上抜け・定着なら90K台回復のシナリオが強まる。

90.5〜94.0K:複数回意識された戻り売りゾーン。ここを回復できない限り中期は戻り売り優位。

97〜100K:上位足の供給帯。リスクオンで上伸しても利確売りが出やすい上値メド。

下値の焦点

85.0〜86.0K:足もとの支持帯かつトレンド下限。維持できればレンジ継続だが、割り込むと下落再開の警戒が強まる。

83.0〜84.0K:急落後の押し目候補。到達時は自律反発が入りやすい一方、反発が弱いと下方向へ加速しやすい。

80K割れ:心理的節目。割れた場合は76〜78Kまでの下押し余地を織り込みやすい。

ファンダメンタルズ

12/10のFOMCは0.25%利下げでFF3.50〜3.75%へ。追加調整はデータ次第としつつ、準備預金を「十分な水準」に保つため短期国債の買い入れを開始する方針で、流動性面ではリスク資産の下支えとなりやすい。

一方、BTCは高値圏からの急落後もレバレッジ整理が続き、デリバティブ市場では強制清算が断続的に発生。

建玉は縮小傾向で、資金調達率も中立近辺に戻っており、反発はトレンド転換というよりショートカバー主導になりやすい。

フロー面では、CoinSharesによればデジタル資産ETPは週次で+7.16億ドル、うちBTCが+3.52億ドルと資金流入が優勢。ショートBTC商品の流出も確認され、センチメントは底打ち方向だ。

ネットワーク面ではハッシュレートが高水準を維持しており、構造的な信頼感は崩れていない。

ただ、年末は流動性が急低下しやすく、12/26の大型オプション満期(約230億ドル規模)を控えて、価格は上下いずれにも振れやすい(ストップ誘発に注意)局面。

VIX 恐怖指数

VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –

値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。

値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。

※チャート上に目安のラインを引いてあります。

VIX指数は、足もと15台後半で推移し、10〜20の安定レンジ内で落ち着いた動きとなっている。

US10Y 米10年債利回り相場

US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米10年債利回りはドル円と高い相関を持つ金利であり、相場の方向性を占うコンパスとなる。

米10年債利回りは日足で4.13%近辺まで切り返し、夏場以降の安値圏(4.0%割れ)からの戻り基調を維持している。

形状としては、年初高値圏(4.8%台)を起点とする下降トレンドラインと、4月安値からの上昇トレンドラインに挟まれた三角持ち合いが継続。

足もとは上限トレンドライン手前で伸び悩みつつも、下値は切り上がっており、煮詰まり局面に入っている。

直近は4.00%前後の押し目買いが機能し、4.10%台を回復。もっとも、4.18〜4.22%は下降トレンドラインと短期戻り高値が重なる戻り売り帯で、ここを終値ベースで上抜け・定着できるかがレンジブレイクの条件となる。

上抜けに成功すれば4.30%台(直近の戻り天井)まで戻り余地が広がり、ドル円の下支え材料にもなりやすい。

一方、上抜けに失敗して4.05%を割り込むと、4.00%割れ〜3.95%が次のサポート帯。ここを明確に割る場合は、3.85%近辺の下限トレンドラインまで調整余地が拡大し、金利低下=ドル高一服のシグナルになりやすい。

ベースシナリオは4.0〜4.2%レンジ継続で、4.20%の上抜け可否が年末にかけての方向性を決める分岐点となる。

まとめ

USD/JPY ドル円
週足は上昇基調を維持しつつ、足もとは155円台後半で高止まり。4時間足では154.5〜156.8円をコアレンジとする持ち合いで、上値は156.2〜156.8円の戻り売り、下値は155.0円割れの可否が短期分岐。

BTC/USD ビットコイン
週足は120K台から急落後、85K近辺で下げ止まりを探る局面。4時間足は85〜88Kの収束レンジで、上は87.5〜88.5K突破なら90K台回復、下は85K割れで80K割れまでの下押しを警戒。

その他(VIX/金利)
米10年債利回りは4.13%近辺まで切り返し、4.0〜4.2%レンジの三角持ち合いが継続。4.20%超え定着ならドル高再開の追い風、4.05%割れならドル円・リスク資産の上値を抑えやすい。VIXは16台後半の安定圏で、20超えが続くかどうかがリスク警戒の分岐点。

↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
  • VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
  • US10Y:米10年国債利回りの略称。
  • モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
  • 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

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