【2/27】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

本レポートでは ドル円(USD/JPY)ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

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この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
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目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円は週足で切り上げ基調を維持し、155円台半ばで推移。昨年来の下降トレンドラインを上抜けた後の戻り局面で、152円台後半がレジサポ転換の要所となる。

上値は158.5〜160円の戻り高値・供給帯が壁で、突破なら162円方向を試しやすい。一方、152円台後半を割り込むと147〜148円、145〜146円のサポート再確認へ。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円は4時間足で急落後の自律反発が一巡し、足もとは155円台後半での押し戻しと買い戻しが交錯している。2月初旬の157円台半ばから152円台前半へ下振れした後、切り返しは156円台まで回復。ただ、戻り高値を更新できず、足取りは「戻り局面からの横ばい」へ移りつつある。安値圏で下げ渋った後に高値を切り上げてきた点は下支え材料だが、上方向では売りが厚く、モメンタムはニュートラル寄り。現状は156円手前を中心に上下の振れが出やすく、短期はレンジ内での逆張りが優勢になりやすい。

上値では156.3〜156.8円が戻り売りの第一候補で、直近の上昇波の利確が出やすいゾーン。ここを上抜けても、157.3〜157.6円に水平の分岐点が控え、抜け切れない限りは「戻り売り優位」の地合いが残りやすい。さらに上位の厚い供給帯は158.0〜159.5円で、年初来高値圏が重石となる。

一方、下値は155.6〜155.8円が足もとのピボットとして機能しており、同水準の維持はレンジ継続の前提。下抜ける場合、154.7〜155.0円のレジサポ転換帯を試しやすく、ここを割り込むと戻りの形が崩れて154円台前半までの調整余地が広がる。

上値の焦点

156.3〜156.8円:戻り売りが出やすい短期レジスタンス。終値ベースで上抜け・定着できれば、157円台前半への上伸シナリオが優位に。

157.3〜157.6円:直近高値の分岐帯。ここを回復できればショートカバーを伴い、158円方向までの戻り余地が広がる。

158.0〜159.5円:上位足の供給帯。上抜けには材料が必要で、到達局面では利確と戻り売りが集中しやすい。

下値の焦点

155.6〜155.8円:足もとの支持帯。割れない限りは高値圏の持ち合いと位置付けやすい。

154.7〜155.0円:レジサポ転換候補。下抜けると売りが加速しやすく、154.2〜154.4円の押し目候補まで視線が下がる。

153.0〜153.6円:急落後の下値固めゾーン。再度割り込む場合は152円台前半の安値再試しを警戒。

ファンダメンタルズ

米国では、1月FOMCで政策金利の据え置きが確認され、FF金利は3.50〜3.75%レンジに維持された。2025年の利下げで金融引き締め局面は一巡した一方、議事要旨では「据え置き支持が大勢だが、一部は追加利下げを選好」といった温度差も残る。足もとの景気は減速サインが混じりやすく、インフレも低下ペースが鈍れば利下げ観測が後退するため、マーケットはデータの強弱に過敏になりやすい。ドル円は金利差主導へ回帰しやすく、米金利が上振れれば155円台の高止まりが強まり、逆に金利低下が進めば円買い戻しが入りやすい。

日本側は、日銀が12月会合で政策金利(無担保コール翌日物)を0.75%程度へ引き上げた後も、追加利上げを巡る思惑がくすぶる。足もとでは東京のコアインフレが2%を下回るなど伸びの鈍化も示される一方、日銀内ではインフレ上振れリスクを意識したタカ派発言も出ており、賃上げと基調インフレの確認が次の判断材料になる。さらに政治面では、政府の積極財政志向や日銀人事を巡る観測が円相場のノイズとなりやすく、金利だけでなくヘッドラインリスクにも注意が必要だ。

来週以降は、米国で重要指標が集中する。ISMで景況感の方向を見極めた後、雇用統計とCPIで「利下げ再開の時期」が改めて織り直されやすい。加えて、貿易統計とGDP改定値は成長の実勢確認材料となり、弱い数字が続けばドル高の勢いを削ぐ一方、インフレが粘着的なら金利高止まりを通じてドル円の下支え要因になりやすい。

来週以降の注目イベント

3月2日(月) 米ISM製造業景況指数(2月)
3月4日(水) 米ISM非製造業景況指数(2月)
3月6日(金) 米雇用統計(2月)
3月11日(水) 米CPI(2月)
3月12日(木) 米貿易収支(1月)
3月13日(金) 米GDP改定値(10-12月期)、米JOLTS求人件数(1月)


BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

週足のBTC/USDは、昨年来の上昇チャネルを下抜けた後も下落圧力が続き、足もとは66〜67K近辺まで水準を切り下げている。11月以降の急落で100Kを明確に割り込み、直近では76〜78K、82K前後、88〜92Kのサポート帯を段階的に失った格好で、週足の実体は下向きに傾きやすい。短期的な下ヒゲは出ているものの、戻りの勢いは限定的で、反発は売りに吸収されやすい局面が続く。

上値はまず72〜76Kが戻りの第一関門で、回復できても80〜82K、88〜92Kが厚い戻り売りゾーン。その上は96〜100Kが中期の分岐で、週足で同水準を再奪還しない限り「戻り売り優位」の下方向バイアスが残りやすい。一方、下値は66〜68Kが目先の攻防で、割り込む場合は60〜62K、その下は中長期の支持線が意識される56K近辺までの下押し余地が広がる。

全体としては、上昇トレンドの調整というより「トレンド転換を伴う下落局面」に入りつつあり、66〜68Kの下値維持で自律反発を試すのか、戻りが鈍いまま60K台前半へもう一段の調整が進むのかが当面の焦点となる。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

BTC/USDは4時間足で下落トレンドが継続。1月後半の戻り局面で86K近辺を天井に失速し、76Kの主要サポートを割り込んだ後は下げが加速した。急落の最終局面では一時62K台まで投げが出たが、長い下ヒゲを伴う切り返しで下げ止まり、足もとは66〜70Kのレンジに移行。戻り局面でも高値が切り下がっており、反発は段階的に売りが出やすい地合いが続く。

直近は一度69K台まで戻したものの伸び切れず、再び67K前後へ押し戻された格好。レンジ上限が重い一方、下限も買いが入りやすく、短期は「方向感待ち」の持ち合い色が強い。上方向は、70Kを抜けても戻り売りの厚い72〜76Kが控え、ブレイクには出来高の伴う値固めが必要になりやすい。

テクニカル的には65K台半ばのレジサポ転換帯が軸で、同水準を守れる間は68〜70Kの上値トライ余地が残る。反対に、65K割れが続くと62K台の安値再試しに向けて下向きのモメンタムが再点火しやすく、短期ロングはストップ位置の浅さが求められる局面だ。

上値の焦点

68.5〜70.0K:直近の戻り上限。上抜け・定着なら72K台への続伸余地。
72.0〜76.0K:崩れた主要支持の再テスト帯。戻り売りが集まりやすい分岐。
80.0〜82.0K:中段の供給ゾーン。回復できれば下落一服シグナルが点灯。
88.0〜90.0K:下落起点の戻り高値圏。ここを超えない限り中期は売り優位。

下値の焦点

65.0〜64.5K:足もとのピボット。割れると売りが再加速しやすい。
63.5〜62.5K:急落後の安値帯。再割れで投げが出やすい。
61.0〜60.0K:心理的節目。到達局面は自律反発も出やすいが、割れは要警戒。
58.0K近辺:下落拡大時の次の目線。下値余地が一段と広がる当面の水準。

ファンダメンタルズ

今週のBTCは60K台後半で下げ渋る一方、戻り局面でも買いが続かず、センチメントは下落トレンド内の短期リバウンドにとどまりやすい。背景は米金利の高止まりとインフレ再加速への警戒で、リスク資産全般がデータ待ちの局面。FOMC議事要旨でもインフレの粘着性に言及が目立ち、利下げ再開の織り込みは揺れやすい。

需給面では、規制下の投資商品に資金が戻り切れていない。週次フローはデジタル資産商品が流出基調で、BTC現物連動商品からの資金引き揚げとショートBTCへの小幅流入が同時進行。もっとも直近では米スポットBTC ETFに単日でまとまった流入が観測され、下値では押し目需要も残る。結果として、上値では戻り売りが出やすい一方、下値ではETF由来の買いが下支えとなり、レンジ化しやすい。

デリバティブでは防御姿勢が優勢。リスクリバーサルは大きくマイナスに振れ、オプション市場は下方ヘッジ需要が強い。急落局面の清算で先物建玉は軽くなりやすいが、オプション主導のポジション構築が進むほど、重要節目を割った際のガンマ要因で値動きが荒くなりやすい。

マイニング側は逆風。難易度が大幅上昇し、ハッシュレート回復と裏腹に採算指標の悪化が意識される。短期的にはマイナーの売り圧力を警戒しつつも、採算悪化が一巡すれば供給圧力の低下が中期の下支えになり得る。


VIX 恐怖指数

VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –

値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。

値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。

※チャート上に目安のラインを引いてあります。

VIXは18台で10〜20の安定圏。20超えは警戒、30超えでリスクオフ加速。

US10Y 米10年債利回り相場

US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米10年債利回りはドル円と連動しやすい傾向がある。足もとでは4.00%近辺まで低下し、日足ベースで上値の重さが強まっている。

チャート上は、2025年初の高値からの下降トレンドラインと、2024年秋以降の上昇トレンドラインに挟まれた持ち合いが続いてきたが、直近は4.20%台から4.00%近辺へ押し戻され、上向きの短期サポートを割り込む格好となった。結果として、4.00%前後は需給の分岐ゾーンで、ここを守れるかどうかがレンジ継続か下抜け加速かの焦点となる。

上方向は4.08〜4.15%が戻りの第一関門で、回復できれば4.20〜4.30%までのリバウンド余地が残る。一方、4.00%割れが続く場合は3.95%近辺、さらに3.85%台までの下押しが視野に入り、金利低下を通じたドル円の上値抑制要因として意識されやすい。

まとめ

USD/JPY ドル円
ドル円は155円台半ばで高止まりし、152円台後半を下値の要所に戻り売りと押し目買いが拮抗。上値は156円台後半〜157円台半ばの分岐を越えられるかが焦点で、158.5〜160円は上位の供給帯として重い。

BTC/USD ビットコイン
BTCは66〜67Kで下げ渋る一方、週足は下落基調が継続。上値は70K、72〜76Kが戻り売りゾーンで、回復できない限り戻りは限定的。下値は66〜68Kを割ると60〜62K、56K近辺までの調整余地を残す。

その他(VIX/金利)
VIXは18台で10〜20の安定圏を維持し、リスクオフは限定的。ただ20超えでは警戒感が強まりやすい。米10年債利回りは4.00%近辺へ低下し、4.08〜4.15%が戻りの上限。4.00%を明確に割り込む場合は3.95%、3.85%台が次の焦点となる。


↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
  • VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
  • US10Y:米10年国債利回りの略称。
  • モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
  • 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

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