【2/13】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

本レポートでは ドル円(USD/JPY)ビットコイン(BTC/USD) を中心に取り上げます。為替と暗号資産という異なるマーケットを同時に追うことで、資金の流れや投資家心理を多面的に把握し、来週に向けた展望を考えるためのヒントをチャートとファンダメンタルズの両面から整理していきます!

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この記事を読むことで、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円 / ビットコインの最新チャート動向
・「今どこに注目すべきか」がひと目で整理できる
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システムでは自動で運用してくれるため、投資家自身が売買判断をする必要はありません。
ですが、「なぜ今週は利益が出たのか/損失が出たのか」を理解できると、安心感が大きく変わります。

・相場がどう動いたからシステムがこういう成績を出したのかが直感的にわかる
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システム運用をより安心して続けるための“理解の軸”になるはずです。

目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円は週足で4月の安値圏から切り上げ基調を維持し、足もとは156円台後半で推移している。上値では159円台前半〜160円近辺に、昨年高値から引かれる長期の下降トレンドラインと過去の戻り高値帯が重なり、戻り売りが出やすい局面となっている。

下値は155円台前半〜154円台後半が直近の押し目候補で、ここを割り込むと152円台前半〜151円台が次のサポート帯。週足の上昇トレンドラインを明確に割れない限り基調は上向きだが、159〜160円の上抜け可否が来週以降の方向感を左右しそうだ。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円は4時間足で、2月上旬の157円台から急落し、足もとは153円台前半で下げ止まりを探る局面。下落の勢いは一服しつつも、戻りは限定的で、短期は戻り売り優勢の地合いが続いている。

直近の下落起点となった156.8〜157.5円ゾーンは上位の供給帯として機能しており、ここを回復できない限りは上方向のトレンド転換は見えにくい。いったん戻した場合でも、154.5円前後はレジサポ転換の節目になりやすく、戻りの上値を抑えやすい。

一方、現在値近辺の152.8〜153.4円は直近の需要帯で、下ヒゲを伴う反発も出やすい価格帯。ここを維持できれば、154.5円方向への自律反発が視野に入るが、割り込む場合は152.0円前後、次いで151円台後半まで下押し余地が広がる。

全体としては、急落後の安値圏レンジ形成フェーズに入りつつあり、153円台の防衛に成功して戻りを試すのか、あるいは戻りの弱さを確認して再度下値を掘るのかが今週の焦点となる。

上値の焦点

154.4〜154.7円:直近の横軸レジスタンス。ここを回復・定着できれば、155円台半ば方向への戻り余地が広がりやすい。
155.3〜155.7円:下落途中の戻り高値帯。戻り売りが厚く、上抜けには時間を要しやすい。
156.8〜157.5円:供給帯の本丸。回復できれば急落の巻き戻し局面に移行するが、届かない場合は戻り売り再開の起点になりやすい。

下値の焦点

152.8〜153.4円:足もとの需要帯。ここを守れるかが短期の底打ち可否を左右。
151.9〜152.2円:次のサポート候補。割れればストップを巻き込みやすい。
151円台後半:下押し拡大時の節目。ここまで沈むと週足の押し目局面入りが意識されやすい。

ファンダメンタルズ

ドル円は、米インフレ指標の鈍化観測と日銀の正常化思惑が綱引きとなる一方、足もとは急落後の値固め局面にある。米国ではCPIを起点に利下げ期待が揺れやすく、金利低下が進む局面ではドル高圧力が後退しやすい。ただし、労働市場は失速一辺倒ではなく、指標次第では「利下げを急がない」見方が再浮上し、米金利の戻りを通じてドル円の下げ渋り要因となり得る。

日本側は、賃金と物価の持続性を巡る議論が続くなかで、日銀のタカ派寄り発言が市場の円ショートを牽制しやすい地合い。政策金利の引き上げペースそのものは緩やかでも、「次の一手が近い」と受け止められる局面では、ドル円の戻り局面で円買い戻しが入りやすい。結果として、当面は米指標で金利が動き、日銀関連ヘッドラインで振れが増幅される構図が続きそうだ。

来週以降の注目イベント

2月16日(月) 日本GDP速報(10–12月期・一次速報)
2月18日(水) FOMC議事要旨(1月会合分)
2月19日(木) 日本CPI(1月)
2月20日(金) 米PCEデフレーター(個人所得・個人消費支出、1月)
2月27日(金) 米PPI(1月)
2月26日(木) 東京都区部CPI(2月)


BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

週足のBTC/USDは、昨年後半からの上昇チャネルを維持していたものの、直近は90K台の持ち合いを下抜けし、急落局面に移行。足もとは62K台まで下押ししており、週足ベースでも下方向のモメンタムが優勢となっている。

上値では、88〜92Kが直近のレジスタンス帯として意識され、戻り局面では同ゾーンが戻り売りの主戦場になりやすい。その上は95〜100Kが次の戻り目標だが、段階的に回復できない限りは「戻り売り優位」の地合いが続きやすい。

下値は60〜62Kが目先の分岐で、ここは過去の水平サポートと長期の上昇トレンド下限が重なる防衛ライン。割り込む場合は55K近辺、さらに52K前後まで調整余地が広がる。一方、60K台を維持できれば、まずは68〜70K、次いで75〜76K方向への自律反発が視野に入るが、構図としては反発局面でも上値の重さを確認しやすい局面といえる。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

BTC/USDは4時間足で下落トレンドが継続し、足もとは66K前後で戻りの鈍い推移。1月後半からの戻り高値を切り下げながら、2月上旬にかけて76Kラインを明確に割り込み、急落後は63K台まで下ヒゲを残して反発したものの、いまだ自律反発の域を出ていない。

上値は、直近の戻り上限として68.5〜70.5Kが最初の壁となりやすい。ここを回復できない限り、戻り局面は売り直されやすい構図が続く。上抜けに成功しても、次は75.5〜76.5Kが大きな分岐で、下落加速の起点となった水準だけに、レジサポ転換の確認が必要となる。

下値では、65〜66Kが足もとの短期サポートだが、守り切れない場合は63K台の安値圏を再テストしやすい。63Kを割り込むと、61〜62K、さらに60K割れまでストップを巻き込みやすく、ボラティリティ拡大に注意が必要だ。

全体としては、急落後の持ち合いを挟みつつも、戻り売り優勢の局面。目先は「70Kを回復できるか」と「63Kを守れるか」が短期の分岐点となる。

上値の焦点

68.5〜70.5K:戻りの第一関門。ここを回復・定着できれば短期の売り圧力が後退。
75.5〜76.5K:下落起点の重要ライン。回復できれば反発局面の格上げ。
88〜90K:上位足の戻り売りゾーン。到達には地合い改善が前提。

下値の焦点

65〜66K:足もとのサポート帯。割れれば再び下値試しへ。
63.0〜63.8K:直近安値圏。割り込みで下落加速リスク。
61〜62K:次の防衛ライン。割れれば60K台割れまで視野。

ファンダメンタルズ

BTCは、米金利低下期待の揺り戻しとリスク資産全般のボラティリティ上昇を背景に、ポジション調整が主導する下落局面が続いた。直近は60K台前半まで急落した後に自律反発は入ったものの、週足・4時間足ともに戻り売りが優勢で、マクロ要因に対する感応度が再び高まっている。

マクロ面では、米インフレの粘着性と利下げ時期を巡る不確実性が、株式とクレジットのリスク許容度を揺らしやすい。金利が再上昇する局面では、暗号資産は流動性プレミアムの剥落とともに売りが出やすく、逆に金利低下局面ではショートカバー主導で反発しやすいが、トレンド転換には「指標を受けた金利低下の持続性」が条件となる。

需給面では、現物ETFフローが短期の方向感に影響しやすい地合いが継続。足もとでは、流出が先行していた局面から回復の兆しもみられる一方、価格が下方向に走った局面ではオプション市場で下方ヘッジ需要が増えやすく、戻り局面の上値を抑える要因となりやすい。短期は、現物の戻りよりも「デリバティブの建玉整理とボラティリティ低下」が先行するかどうかが焦点となる。

来週以降は、薄商いになりやすい米祝日明けに、FOMC議事要旨とPCEが連続して控える。議事要旨でインフレ警戒が再確認される、あるいはPCEで上振れが示唆される場合、米金利の戻りを通じてBTCは戻り売り圧力が強まりやすい。一方、金利低下が再開し、株式側のセンチメントが落ち着くなら、BTCは63K近辺の安値圏を起点にショートカバーが入りやすいが、上値はまず70K回復が条件となる。


VIX 恐怖指数

VIX (恐怖指数 相場) – 日足 –

値が高い → 投資家がリスクを強く警戒している状態。

値が低い → 市場が安定、投資家が安心している状態。

※チャート上に目安のラインを引いてあります。

VIX指数は、足もとで20台前半(約21)まで持ち直し、「安定圏(10〜20)」からやや上に浮上。急落局面で見られる30超(警戒)や40超(パニック)には距離を残す一方、リスクオフの芽が残る水準感だ。

日足の形状では、年初以降の低位推移から切り上げ基調に入りつつあり、20ラインの上抜けが定着できるかが焦点。20を維持できるなら、株・クレジットの変動率上昇を伴う「不安定化」が続きやすい。逆に20割れへ押し戻される場合は、再び落ち着いた地合いへの回帰を示唆する。

上方向は22〜24が短期の上値目安で、ここを越えると25〜30方向へ警戒感が増幅しやすい。一方、下方向は19〜20が分岐で、割り込むと16〜18レンジへの回帰が意識される。

US10Y 米10年債利回り相場

US10Y ( 米10年債利回り相場) – 日足 –

通常、米10年債利回りはドル相場と連動しやすい傾向があります。

足もと(4.11%近辺)は、昨年から続く下降トレンドラインをいったん上抜けた後に反落し、再び4.10%台での攻防に戻っている。日足では上昇トレンドライン(下値切り上げ)と、長期の下降トレンドライン(上値抑制)が交差するゾーンで値動きが収束しやすく、方向感が出にくい持ち合い局面が継続している。

下値は4.00%近辺が第一のサポート帯で、ここは過去の押し目と重なる需給ポイント。維持できる限りは4.20〜4.30%方向への戻り余地を残す一方、割り込む場合は3.90%台後半まで低下余地が広がりやすい。

上値は4.20%台前半〜4.30%が戻りの上限帯。直近高値を更新して4.30%超えが定着すれば、金利上昇=ドル高再開のシグナルになりやすい。一方、4.20%台で頭を抑えられ続ける場合は、レンジ回帰とともにドル円の上値も重くなりやすい。

ベースシナリオは4.0〜4.3%のレンジ継続で、米インフレ指標とFRBの利下げ時期観測が、上抜け・下抜けのトリガーになりやすい。

まとめ

全体まとめ

USD/JPY ドル円
週足は158〜159円台から急反落し、153円台前半へ押し戻された。4時間足でも急落後の安値圏レンジで、短期は戻り売り優勢。下値は152.8〜153.4円が分岐で、割れると152.0円、151円台後半まで調整余地。上値は154.4〜154.7円が第一関門で、回復しても155円台半ば、さらに156.8〜157.5円の供給帯が重い。

BTC/USD ビットコイン
週足は90K台の持ち合いを下抜けし、60K台前半まで急落して下方向モメンタムが優勢。4時間足でも66K前後で戻りが鈍く、戻り売り地合いが継続。上値は68.5〜70.5Kが初動の壁で、超えても75.5〜76.5Kが大きな分岐。下値は65〜66K、次いで63K台で、割り込みは61〜62K、60K割れまで警戒。

その他(VIX/金利)
VIXは20台前半まで持ち直し、安定圏(10〜20)から一段上で推移。20の上抜け定着なら警戒感が残りやすく、22〜24を超えると25〜30方向の不安定化が意識される。米10年債利回りは4.11%近辺で、長期下降トレンドを上抜け後に反落し、4.0〜4.3%レンジ回帰。4.00%が下値の要、上は4.20〜4.30%が戻りの上限帯となり、レンジブレイクの有無がドル円・リスク資産の方向感を左右しやすい。


↓下にミニ用語辞典を用意しました!ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。
  • VIX(恐怖指数):米株のボラティリティ期待を示す指数。高い=リスク回避、低い=安定しやすい。
  • US10Y:米10年国債利回りの略称。
  • モメンタム:上げ/下げの勢い。強いほどトレンド継続が意識されやすい。
  • 流動性:売買が成立しやすい度合い。流動性狩り(ストップ狩り)=ストップ注文が溜まる価格帯を一時的に突く動き。

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