【9/5】欧州トレーダーYの最新マーケット分析

マーケットの動きをチャートを交えて解説していく相場分析記事を始めます!
ドル円(USD/JPY)、ビットコイン(BTC/USD)といった商品を取り上げ、欧州系トレーダーの観点から現状を整理し、その後の展望を一緒に考えていこうと思います。チャートをベースに、できるだけシンプルで実践的な視点をお届けできればと思います!

この記事を読むと、、

この記事を読むことで、市場状況把握、それぞれのシナリオ構築の参考に、相場の流れを短時間で把握し、トレード判断に直結する実践的なヒントを得られます。

・ドル円・ビットコインの最新チャート動向
・「今どこに注目すべきか」がひと目で整理できる
・忙しい人でも短時間で相場の流れを把握できる

システムでは自動で運用してくれるため、投資家自身が細かい売買判断をする必要はありません。
ですが、「なぜ今週は利益が出たのか/損失が出たのか」を相場の動きと照らし合わせて理解できると、安心感が大きく変わります。

・相場がどう動いたからシステムがこういう成績を出したのかが直感的にわかる
・変動が大きいときに「これは想定内の動きだ」と冷静に構えられる
・運用を長期的に続けるうえでの納得感につながるこの記事を読むことで、相場をシンプルに理解できます。
システム運用をより安心して続けるための“理解の軸”になるはずです。

目次

USD/JPY ドル円相場

USD/JPY (ドル円 相場) – 週足 –

チャート分析

ドル円長期足は、円高圏でのレンジ推移中です。特に目線は持っていませんが、ラインをブレイクしない限り上の抵抗レンジへささやかに向かっていくだろうと考えられます。

USD/JPY (ドル円 相場) – 4h –

チャート分析

ドル円相場は、4時間足単位でみてもレンジの中なので、依然とレンジ逆張り戦略が最適とみています。

ファンダメンタルズ

米利下げ観測が進み米債利回り低下→ドル軟化、一方で日銀の次回会合待ちで円の買いも限定。結果、148円前後の保ち合い。今夜の米雇用統計がレンジをブレイクする材料となる可能性が高いとみています。

マーケットは9月FOMCでの25bp利下げを高確率で織り込み。雇用が弱ければドル安/円高バイアス。

日銀:年初に政策金利0.50%へ引き上げ後、次の追加調整のタイミングに注目(9/18–19会合)。

来週以降の注目イベント

米CPI(8月):9/11(木) 21:30JST。インフレ鈍化ならドル円下押し。

FOMC:9/16–17。ドット・声明次第でトレンド変化も。

日銀会合:9/18–19。フォワードガイダンスに要注意。

BTC/USD ビットコイン相場

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 週足 –

チャート分析

長期目線では、依然と上目線ではありますが上昇速度がかなり急になってきているので、急落に注意したいところです。

BTC/USD (ビットコイン 相場) – 4h-

チャート分析

中期的には、上位足の抵抗帯内にて若干のレンジを作っていて、下目線にも見えますが私的には前週の最安値(107378.13)を少し割り込んだあたりで、かなりの買い注文が入っているように思えます。ですので、彼らが決済するまでは上目線のシナリオを立てています。直近最安値(107265.32)を割れていけば、下目線に切り替えていこうかと思います。

ファンダメンタルズ

金利低下観測(9/16–17のFOMCでの利下げ観測)を追い風に、週前半に11万1,000ドル台回復 → 木曜に一時11万ドル割れ → 金曜は11万ドル手前で小反発。ETFフローは火・水で強めのプラスに転じたが、方向感はまだ確定せず。

現物ETF:今週、2日連続で合計約6.3億ドルの流入(主要ファンド中心)。押し目買い色はあるが、継続性がカギ。

デジタル資産ファンド全体:直近週報は24.8億ドルの流入(先週分)。8月はネットプラス。

マクロ:雇用指標の軟化 → 9月利下げ観測が優勢に。今夜(日本時間)米8月雇用統計。

来週以降の注目イベント

米CPI(8月):9/11(木) 21:30JST。ボラ拡大リスク。

FOMC:9/16–17。

まとめ

  • USD/JPY148円前後のレンジ継続。上は148円90銭〜149円50銭に戻り売り圧力。下は147円80銭の攻防が焦点、割れれば147円20銭→146円80銭。イベント(米雇用統計→米CPI→FOMC→日銀)でブレイクしやすい地合い。基本は「レンジ逆張り」、明確ブレイクはフォロー
  • BTC/USD11万ドル前後のもみ合い。上は11万3,000〜11万4,000ドル突破で続伸シナリオ。下は10万9,000ドル→10万7,000ドルが押し目候補。現物ETFの資金流入が続くかがトレンドの鍵。
  • 共通:重要指標前後はスプレッド拡大・急変動に注意。ポジションはサイズ抑制/指値と逆指値の徹底でイベントを跨ぐ。

↓下にミニ用語辞典を用意しました!難しい言葉もたくさんあったと思いますが、ご参考までに!!

それではまた来週!

ミニ用語辞典

  • FOMC:米国の中央銀行会合。政策金利(お金の値段)を決める場。
  • CPI:消費者物価指数。物価の上がり下がり=インフレ度合いを示す指標。
  • 米雇用統計(NFP):米国の働く人の増減などを発表。景気の“体温計”。
  • 利下げ観測:市場が「金利を下げそう」と見込むこと。金利が下がるとドルは弱くなりやすい。
  • 政策金利:中央銀行が決める基準金利。世の中の金利の“起点”。
  • bp(ベーシスポイント):金利の最小単位。1bp=0.01%(25bp=0.25%)。
  • 米債利回り:米国債の利回り。将来の金利見通しの“合成値”で、ドルの強弱に影響。
  • 声明:FOMC後に出る公式文。景気やインフレへの見方が端的に書かれる。
  • フォワードガイダンス:中央銀行が「今後はこう動くかも」と事前にヒントを出すこと。
  • レートパス:これからの政策金利がどう推移しそうかという道筋。
  • ETF(現物ETF):株のように売買できる投資信託。現物ETFは実物のビットコインを裏で保有。
  • ETFフロー:ETFに入った/出たお金の流れ(流入=買い超、流出=売り超の目安)。
  • デジタル資産ファンド:暗号資産に投資するファンド全般。週次の資金の出入りが参考材料。
  • 流入/流出:資金が入る/出ること。価格の追い風/向かい風になりやすい。
  • レンジ(保ち合い):価格が上下に挟まれて往復する状態。
  • レジスタンス(抵抗帯):上がりにくい天井ゾーン。売りが出やすい価格帯。
  • サポート(支持帯):下がりにくい床ゾーン。買いが出やすい価格帯。
  • 押し目:上昇トレンド中の一時的な下げ。買い直しポイントになりやすい。
  • 上目線/下目線:相場の基本想定。上目線=上がりやすい想定/下目線=下がりやすい想定
  • 逆張り:レンジの端(高値・安値)で反対方向に仕掛ける手法。
  • ボラティリティ:価格の振れ幅の大きさ。大きいほど短時間で値が動く。

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